第2回宮崎国際室内楽音楽祭:プログラム

総監督＝青木賢児（宮崎県立芸術劇場館長）

総合プロデューサー＝徳永二男（前NHK交響楽団ソロ・コンサートマスター）

今回は、総合プロデューサーである徳永二男さんの発案により、
５回の演奏会のそれぞれにテーマが設定されました。

　ゲストのヴァイオリニスト、アイザック・スターンさん、ボリス・ベルキンさんはもとより、邦人も、東京でさえもこれほどのメンバーが集まることはめったにないといわれるほどのソリストやオーケストラの首席奏者レベルの演奏者、さらに若手のトップアーティストが集い、最高の音楽づくりをいたしました。
　アイザック・スターンさん、ウラディミール・アシュケナージさんそしてシャルル・デュトワさんらが"響き"を絶賛したコンサートホールで奏でられる「至福の響き」をお楽しみいただきました。

演奏会〔１〕４／２３（水）7：00 PM　　モーツァルトの夕べ ●モーツァルト・ヴァイオリン　ソナタ　第10番　変ロ長調・ピアノ四重奏曲　第1番　ト短調・フルート四重奏曲　第1番　ニ長調・クラリネット五重奏曲　イ長調［みどころ・ききどころ］モーツァルトの名曲中の名曲「フルート四重奏曲第１番」と「クラリネット五重奏曲」が両方聴けるという贅沢なプログラムでした。フルートのトップスター佐久間由美子さんと実力派クラリネット奏者山本正治さんのソロがすばらしく、また、モーツァルト研究の第一人者である海老澤敏さんの解説付きのコンサートというのも魅力でした。
演奏会〔２〕４／２５（金）7：00 PM　　協奏曲の夕べ ●ヴィヴァルディ・ヴァイオリン協奏曲　イ短調・2つのヴァイオリンのための協奏曲　イ短調 ●J.S.バッハ・ヴァイオリン協奏曲　第1番　イ短調・ヴァイオリン協奏曲　第2番　ホ長調・2つのヴァイオリンのための協奏曲　ニ短調［みどころ・ききどころ］ヴィヴァルディとバッハのおなじみのヴァイオリン協奏曲が演奏されました。とくに、２つのヴァイオリンのための協奏曲でのソリスト２人（ヴィヴァルディ：アイザック・スターンさんと徳永二男さん、バッハ：アイザック・スターンさんとボリス・ベルキンさん）によるヴァイオリンでの「会話」が聴きどころでした。この日は、チェンバロも使用されました。
演奏会〔３〕４／２７（日）2：00 PM　　フランス音楽の午後 ●サン＝サーンス・組曲「動物の謝肉祭」 ●フランク・ヴァイオリン　ソナタ　イ長調 ●メシアン・世の終りのための四重奏曲 ●ドビュッシー　ほか・ピアノ小品［みどころ・ききどころ］はじめに、フランス音楽のスペシャリスト花房晴美さんの弾く"ドビュッシーのピアノ曲「亜麻色の髪の乙女」"でフランスの香りがコンサートホールいっぱいに広がりました。有名なサン・サーンスの「動物の謝肉祭」では、女優の宮崎淑子（みやざき　よしこ）さんに登場していただいて、ステージ上でいろいろな動物たちの特徴をユーモラスに説明してもらいました。チェロとピアノ（またはハープ）で奏でられる「白鳥」は、皆さんよくご存じの曲でした。
演奏会〔４〕４／２９（火・祝）2：00 PM　　生誕200年　シューベルトの午後 ●シューベルト・ピアノ三重奏曲　第1番　変ロ長調・ソナチネ　第2番　イ短調・ファンタジー（幻想曲）　ハ長調・ピアノ五重奏曲　イ長調　「ます」［みどころ・ききどころ］ゲストのボリス・ベルキンさんと、若手ピアニストのなかで人気・実力ともにトップの伊藤恵さんによるシューベルトの「ファンタジー（幻想曲）」と「ソナチネ第２番」が聴けるのが魅力でした。シューベルトの特徴である優美な旋律を心ゆくまでお楽しみいただきました。ピアノ五重奏曲の「ます」は、第４楽章に彼の歌曲の「ます」の旋律を用いたことから付けられたものであり、最近では、ウーロン茶のCMにも使用されています。ヴァイオリン＝徳永二男さん、ヴィオラ＝川崎雅夫さん、チェロ＝原田禎夫さん（東京カルテットのメンバー）という豪華メンバーによる「ます」は、きっと素晴しい演奏でありました。
演奏会〔５〕５／１（木）7：00 PM　　没後100年　ブラームスの夕べ ●ブラームス・弦楽五重奏曲　第2番　ト長調・弦楽六重奏曲　第1番　変ロ長調［みどころ・ききどころ］室内楽の分野において偉大な足跡を残したブラームスの作品の中でも、傑出した内容の充実と人気を誇る２作品が演出されました。「弦楽五重奏曲第２番」は、ブラームスが愛好したヴィオラが主題を演奏する部分が多いのが特徴であり、第３楽章の哀愁をたたえた優美な旋律は"悲しみのワルツ"と呼ばれています。「弦楽六重奏曲第１番」のほうは、第２楽章の主題がルイ・マル監督のフランス映画「恋人たち」に用いられたことで一躍有名になりました。スターンさんと徳永二男さんのヴァイオリンの共演、そして、前回スターンさんがその演奏を絶賛された向山佳絵子さんのチェロ、豊嶋泰嗣さんのヴィオラ演奏など、みどころの多い最終回でした。

４／２６（土）1：00 PM～2：00 PM 子供のための音楽会県内の小学生を対象とした音楽会で、一流の演奏に触れることにより、豊かな感性を育むとともに、日頃の音楽活動の励みになってほしいと考えています。演奏者＝アイザック・スターン氏と日本を代表する演奏家たち曲　目＝サン＝サーンス組曲「動物の謝肉祭」ほか対　象＝県内の小学生1,800名をご招待会　場＝宮崎県立芸術劇場コンサートホール

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演奏会〔１〕４／２３（水）7：00 PM　　モーツァルトの夕べ ●モーツァルト・ヴァイオリン　ソナタ　第10番　変ロ長調・ピアノ四重奏曲　第1番　ト短調・フルート四重奏曲　第1番　ニ長調・クラリネット五重奏曲　イ長調［みどころ・ききどころ］モーツァルトの名曲中の名曲「フルート四重奏曲第１番」と「クラリネット五重奏曲」が両方聴けるという贅沢なプログラムでした。フルートのトップスター佐久間由美子さんと実力派クラリネット奏者山本正治さんのソロがすばらしく、また、モーツァルト研究の第一人者である海老澤敏さんの解説付きのコンサートというのも魅力でした。
演奏会〔２〕４／２５（金）7：00 PM　　協奏曲の夕べ ●ヴィヴァルディ・ヴァイオリン協奏曲　イ短調・2つのヴァイオリンのための協奏曲　イ短調 ●J.S.バッハ・ヴァイオリン協奏曲　第1番　イ短調・ヴァイオリン協奏曲　第2番　ホ長調・2つのヴァイオリンのための協奏曲　ニ短調［みどころ・ききどころ］ヴィヴァルディとバッハのおなじみのヴァイオリン協奏曲が演奏されました。とくに、２つのヴァイオリンのための協奏曲でのソリスト２人（ヴィヴァルディ：アイザック・スターンさんと徳永二男さん、バッハ：アイザック・スターンさんとボリス・ベルキンさん）によるヴァイオリンでの「会話」が聴きどころでした。この日は、チェンバロも使用されました。
演奏会〔３〕４／２７（日）2：00 PM　　フランス音楽の午後 ●サン＝サーンス・組曲「動物の謝肉祭」 ●フランク・ヴァイオリン　ソナタ　イ長調 ●メシアン・世の終りのための四重奏曲 ●ドビュッシー　ほか・ピアノ小品［みどころ・ききどころ］はじめに、フランス音楽のスペシャリスト花房晴美さんの弾く"ドビュッシーのピアノ曲「亜麻色の髪の乙女」"でフランスの香りがコンサートホールいっぱいに広がりました。有名なサン・サーンスの「動物の謝肉祭」では、女優の宮崎淑子（みやざき　よしこ）さんに登場していただいて、ステージ上でいろいろな動物たちの特徴をユーモラスに説明してもらいました。チェロとピアノ（またはハープ）で奏でられる「白鳥」は、皆さんよくご存じの曲でした。
演奏会〔４〕４／２９（火・祝）2：00 PM　　生誕200年　シューベルトの午後 ●シューベルト・ピアノ三重奏曲　第1番　変ロ長調・ソナチネ　第2番　イ短調・ファンタジー（幻想曲）　ハ長調・ピアノ五重奏曲　イ長調　「ます」［みどころ・ききどころ］ゲストのボリス・ベルキンさんと、若手ピアニストのなかで人気・実力ともにトップの伊藤恵さんによるシューベルトの「ファンタジー（幻想曲）」と「ソナチネ第２番」が聴けるのが魅力でした。シューベルトの特徴である優美な旋律を心ゆくまでお楽しみいただきました。ピアノ五重奏曲の「ます」は、第４楽章に彼の歌曲の「ます」の旋律を用いたことから付けられたものであり、最近では、ウーロン茶のCMにも使用されています。ヴァイオリン＝徳永二男さん、ヴィオラ＝川崎雅夫さん、チェロ＝原田禎夫さん（東京カルテットのメンバー）という豪華メンバーによる「ます」は、きっと素晴しい演奏でありました。
演奏会〔５〕５／１（木）7：00 PM　　没後100年　ブラームスの夕べ ●ブラームス・弦楽五重奏曲　第2番　ト長調・弦楽六重奏曲　第1番　変ロ長調［みどころ・ききどころ］室内楽の分野において偉大な足跡を残したブラームスの作品の中でも、傑出した内容の充実と人気を誇る２作品が演出されました。「弦楽五重奏曲第２番」は、ブラームスが愛好したヴィオラが主題を演奏する部分が多いのが特徴であり、第３楽章の哀愁をたたえた優美な旋律は"悲しみのワルツ"と呼ばれています。「弦楽六重奏曲第１番」のほうは、第２楽章の主題がルイ・マル監督のフランス映画「恋人たち」に用いられたことで一躍有名になりました。スターンさんと徳永二男さんのヴァイオリンの共演、そして、前回スターンさんがその演奏を絶賛された向山佳絵子さんのチェロ、豊嶋泰嗣さんのヴィオラ演奏など、みどころの多い最終回でした。

４／２６（土）1：00 PM～2：00 PM 子供のための音楽会県内の小学生を対象とした音楽会で、一流の演奏に触れることにより、豊かな感性を育むとともに、日頃の音楽活動の励みになってほしいと考えています。演奏者＝アイザック・スターン氏と日本を代表する演奏家たち曲　目＝サン＝サーンス組曲「動物の謝肉祭」ほか対　象＝県内の小学生1,800名をご招待会　場＝宮崎県立芸術劇場コンサートホール