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出演者

Artist

三浦 文彰(音楽監督・ヴァイオリン)

Fumiaki Miura(Music Director, Violin)

三浦 文彰

Ⓒ Masahiro Uto

2009年世界最難関と言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に一躍脚光を浴びた。18年からサントリーホールARKクラシックスのアーティスティック・リーダー、24年に宮崎国際音楽祭の音楽監督に就任した。これまで、ロサンゼルス・フィル、ロイヤル・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル、マリインスキー劇場管、チャイコフスキーシンフォニーオーケストラ、ベルリン・ドイツ響、NDRエルプ・フィル、ハノーファーNDRフィル、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響、ケルン放送響、BBCスコティッシュ管、エーテボリ響などと共演。共演した指揮者には、ドゥダメル、ゲルギエフ、フェドセーエフ、ズーカーマン、ロウヴァリ、ティチアーティ、オロスコ=エストラーダ、フルシャなどが挙げられる。サンクトペテルブルクの白夜祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、マントン音楽祭、メニューイン・フェスティバルなどの国際音楽祭にもたびたび招かれる。リサイタルでは、ルーブルでパリ・デビュー、ウィグモアホールでロンドン・デビューを果たす。ロンドンの名門ロイヤル・フィルのアーティスト・イン・レジデンスも務めた。国内では、大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽を演奏したことやTBS「情熱大陸」への出演も大きな話題になった。22/23シーズンは、バルセロナ響、ウィーン室内管などと共演し、ピリスとのデュオリサイタルも行った。24年4月には、イスラエル・フィルの定期公演に出演して絶賛を博した。近年は指揮活動もはじめており、スペインのアリカンテ響、東京フィル、京響、広響なども指揮して好評を博す。25年には、フィルハーモニア管、バンベルク響と共演予定。CDはエイベックス・クラシックスよりリリース。09年度第20回出光音楽賞受賞。22年「Forbes」Asiaにおいて「30under30(世界を変える30歳未満の30人)」に選出される。すでに19年には「Forbes」Japanにおいても30under30に選ばれている。使用楽器は株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1732年製グァルネリ・デル・ジェス「カストン」。

チョン・ミョンフン(指揮・ピアノ)

Myung-Whun Chung(Conductor, Piano)

チョン・ミョンフン

Ⓒ ヴィヴァーチェ

韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校、ジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門第2位。その後ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者。ザールブリュッケン放響音楽監督および首席指揮者(1984 ~ 1989)、パリ・オペラ座バスティーユ音楽監督(1989 ~ 1994)、ローマ・サンタチェチーリア管首席指揮者(1997 ~ 2005)、フランス国立放送フィル音楽監督(2000 ~ 2015。現在は名誉音楽監督)、ソウル・フィル音楽監督(2006 ~ 2015)、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者(2012 ~)など歴任。1997年に本人が創設したアジア・フィルの音楽監督も務める。2022年6月、イタリア共和国功績勲章であるグランドオフィサーの称号を受勲。2023年3月、イタリア・ミラノのスカラ・フィルハーモニー管弦楽団として初めての名誉指揮者に就任した。2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任、2010年より桂冠名誉指揮者、2016年9月に名誉音楽監督に就任。ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、アジアの若い演奏家への支援、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など多岐にわたり活躍している。

清水 和音(ピアノ)

Kazune Shimizu(Piano)

清水 和音

Ⓒ Yuji Hori

完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニスト。ジュネーヴ音楽院にて、ルイ・ヒルトブラン氏に師事。1981年、弱冠20歳で、パリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。これまでに、国内外の数々の著名オーケストラ・指揮者と共演し、広く活躍している。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。1995年秋から2年にわたって行われた、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲演奏会は、その完成度を新聞紙上で高く評価され、ライヴ録音がリリースされた。これまでにソニーミュージックやオクタヴィア・レコードなどから多数のCDをリリースし、各誌で絶賛された。2024年10月には『清水和音の芸術』と銘打たれ、そのベートーヴェンピアノ・ソナタ全集、ソニーミュージック時代、RCA時代の全てが再リリースされている。2011年には、デビュー30周年を記念して、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番 ~ 第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏するという快挙を成し遂げた。2014年から2018年の5年間では年2回のリサイタル・シリーズ「清水和音ピアノ主義」を開催。幅広いレパートリーで聴衆を魅了した。デビュー35周年を迎えた2016年5月には、ブラームスのピアノ協奏曲第1番及び第2番を熱演。同年4月からは、年6回の室内楽シリーズ「芸劇ブランチコンサート」を開始。デビュー40周年となった2021年秋には「清水和音ピアノの祭典」と題し、ソロから室内楽まで4時間を超えるプログラムで大きな存在感を示した。毎年春に開催している「三大ピアノ協奏曲の響宴」では、ベートーヴェン「皇帝」、チャイコフスキー第1番そしてラフマニノフ第2番の3曲を一気に披露するなど、精力的な活動を続けている。桐朋学園大学・大学院教授。

出演プログラム

辻井 伸行(ピアノ)

Nobuyuki Tsujii(Piano)

辻井 伸行

Ⓒ Yuji Hori

2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。11年にはニューヨークのカーネギーホール主催のリサイタルで驚異的な大成功を収め、以後、毎年のようにカーネギーホールからの依頼公演を行っているほか、カーネギーホールを本拠地にしているオルフェウス室内管弦楽団の定期演奏会にもたびたび出演している。ロンドンでは、12年にアシュケナージ指揮フィルハーモニア管の定期演奏会でデビューを飾り、翌13年にはイギリス最大の音楽祭「BBCプロムス」にBBCフィルとともに出演し「歴史的成功」と称賛されたほか、ウィグモア・ホールやクイーン・エリザベス・ホールでのリサイタルも大成功を収めている。これまでに共演してきた著名な指揮者や世界的オーケストラからも高く評価されており、ユロフスキ指揮ロンドン・フィル、ケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィル、クラウス・マケラ指揮オスロ・フィルなどの日本ツアーのソリストに数多く抜擢されているほか、欧米の一流オーケストラの定期公演にもたびたび招聘されている。中でもゲルギエフからはサンクトペテルブルク、ミラノ、東京など重要な公演のソリストに指名され、いずれも大成功を収めている。また、これまでにウィーンのムジークフェラインやベルリンのフィルハーモニーをはじめとする世界の著名なコンサートホールでの公演を成功させており、歴史あるパリのシャンゼリゼ劇場では17年以降、リサイタル公演を継続的に行っている。22年には創立100年を迎えた著名な野外劇場ハリウッド・ボウルにおいてロサンゼルス・フィルと共演、23年にはロンドンで「BBCプロムス」に再び招かれ、いずれも5000人を超える聴衆からスタンディングオベーションを受ける熱狂的な大成功となった。24年以降もニューヨーク、ロンドン、パリ、シドニーをはじめとする主要都市、世界各地の音楽祭での公演や世界的オーケストラとの共演が予定されており、日本を代表するピアニストとしてさらなる飛躍が期待されている。09年、文化庁長官表彰(国際芸術部門)。10年、第11回ホテルオークラ音楽賞及び第1回岩谷時子賞受賞。13年、第39回日本ショパン協会賞受賞。

ユンソン(チェロ)

Young Song(Cello)

ユンソン

完璧なテクニックと温かい感性を併せ持つ、母国韓国で最も人気のあるチェリストのひとり。オーケストラとの共演やソロリサイタルで高い評価を得ているほか、室内楽奏者としても幅広く活動している。これまでにカーネギーホール、リンカーンセンター、フランクフルト・アルテ・オーパー、サル・ガヴォー、チューリッヒ・トーンハレ、フィンランディア・ホール、ウィグモアホールなど、世界の主要ホールに出演している。また、マルタ・アルゲリッチ、ユーリ・バシュメット、チョン・ミョンフン、アルト・ノラスなど、著名な音楽家との共演も多い。国際音楽祭への出演も多く、これまでにラインガウ音楽祭、メクレンブルク・フォアポンメルン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、プラド・カザルス音楽祭、マテウス音楽祭、プロシア・コーヴ国際音楽家セミナー、ハラレ国際芸術祭に参加している。また、フィンランドのナーンタリ音楽祭や、別府アルゲリッチ音楽祭、サントリーホールARKクラシックスにも定期的に出演している。ソリストとしては、イギリス室内管、ニューヨーク室内管、フィラデルフィア室内管、タピオラ・シンフォニエッタ、ヘルシンキ・フィル、フィンランド放送響、ドミニカ国立響、読響、新日本フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢、京都市響、北チェコフィルハーモニー管、ニュージャージー響等と共演している。2015年には、5つのリサイタルプログラム、9つの協奏曲、27の室内楽曲を演奏するという意欲的なスケジュールをこなし、これに連動して、ジェイソン・ヴィーオ、クアトロシエントス、アルト・ノラスを招いた「ユン・ソンの偉大な演奏家シリーズ」と題するコンサート・プロジェクトを企画、好評を博した。録音ではこれまでに5枚のCDをリリース。アヴィラム・ライシャルトとの共演によるブラームスのチェロ・ソナタ集はオクタヴィア・レーベルからリリースされている。9歳でソウル・フィルにデビュー。その後、ジュリアード音楽院プレカレッジに学び、「最高アーティスト・リーダーシップ賞」を獲得して卒業。英国王立ノーザン音楽大学では、RNCMコンクール第1位およびSEMグループ協奏曲賞を受賞した。2002年には、フィンランドで開催されたパウロ国際チェロ・コンクールで入賞。同年、韓国のクラシック音楽アーティストを代表する韓国文化大使に任命され、60カ国200都市以上で公演を行った。

ヨナタン・ローゼマン(チェロ)

Jonathan Roozeman(Cello)

ヨナタン・ローゼマン

Ⓒ Tuomas Tenkane

その非凡ともいえる高度な音楽性で音楽家として既に確固たる地位を築いているチェリスト。その印象深く色彩感溢れる響きでクラシックの主要レパートリーのみならずカバレフスキー、コッコネン、ヴィエクスタン、サリネンといった近現代の作曲家の作品も積極的に演奏している。これまでにタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団、ビルケント交響楽団、フィンランド放送交響楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、BBC交響楽団、グルベンキアン管弦楽団、エウスカディ交響楽団等とワレリー・ゲルギエフ、クリストフ・エッシェンバッハ、サカリ・オラモ、オスモ・ヴァンスカ、ユッカ=ペッカ・サラステ、ディーマ・スロボデニューク、サントゥ=マティアス・ロウヴァリらの指揮で共演。またシベリウス・アカデミーとジュリアード音楽院の共同プロジェクトの一環としてエサ=ペッカ・サロネンの作曲による“Mania”をサロネン自身の指揮でヘルシンキ、ストックホルム、ニューヨークで演奏した。22年には愛知県芸術劇場でバッハ、コダーイ、カサドのソロ作品で舞踊家の勅使川原三郎と共演し好評を博した。リサイタルではこれまでにアンドラーシュ・シフのシリーズの一環としてベルリン・コンツェルトハウスに、またピアノのヴァルヴァラと共にコンセルトヘボウに出演している。このほかカナダの由緒あるバンクーバー・リサイタル・シリーズを含むカナダ・ツアーを行っている。音楽祭ではロンドンのバロック・アット・ザ・エッジ・フェスティバルやモスクワの白夜祭、サントリーホールARKクラシックス等に出演している。シベリウス音楽院でマルッティ・ロウシに、クロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソンに師事。2013年パウロおよびガスパール・カサド両国際チェロ・コンクールで特別賞を受賞。2015年チャイコフスキー国際コンクールでは最年少での入賞を果たした。フィンランド文化財団より貸与されたダービッド・テクラーによる1707年製のチェロを、1850年製のジャン・ピエール・マリー・ペルソワによる弓を使用している。

パク・ジユン(ヴァイオリン)

Jiyoon Park(Violin)

パク・ジユン

韓国出身。4歳でヴァイオリンを始め、10歳でソウル・フィルと共演しデビュー。その後パリ地方音楽院を経てフランス国立高等音楽院でロラン・ドガレイユのもと研鑽を積んだ。18歳でティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクールに優勝し、併せて聴衆賞も受賞する。このほかロン=ティボー国際コンクールやエリザベート王妃国際コンクール等の国際コンクールに入賞している。これまでにソリストとしてフランス国立管、ヤナーチェク・フィル、ブリュッセル・フィル、フィルハーモニア管、モントリオール響、ニース管、ベルギー国立管等と共演、サル・ガヴォー、シャトレ座、シテ・ド・ラ・ミュジーク、ケネディ・センター、ソウル・アーツセンター等に出演している。室内楽にも積極的に取り組み、フランス国立高等音楽院時代に結成したピアノ・トリオのトリオ・ジェイドのメンバーをつとめている。同トリオはこれまでにトロンハイム(ノルウェー)やグラーツのシューベルト・コンクール等で優勝しており、韓国の数々の音楽祭に出演するほか、KBSラジオでラヴェルのピアノ三重奏曲の録音も行った。2018年よりフランス放送フィルハーモニー管のコンサートミストレスをつとめるほか、KBS響等数々のオーケストラにコンサートミストレスとして定期的に客演している。使用楽器はエマニュエル・ジェゲールより貸与された1623年製のドメニコ・モンタニャーナ。

大井 駿(指揮)

Shun Ooi(Conductor)

大井 駿

Ⓒ Great The Kabukicho

1993年、東京都出身。幼少期を鳥取市で過ごす。2022年、第1回ひろしま国際指揮者コンクール(旧:次世代指揮者コンクール)にて第1位、ならびに細川賞を受賞。パリ地方音楽院ピアノ科、ミュンヘン国立音楽演劇大学古楽科、ザルツブルク・モーツァルテウム大学ピアノ科、同大学指揮科卒業、ならびに同大学指揮科修士課程、バーゼル・スコラ・カントルム大学院フォルテピアノ科を修了。2018 - 20年度ヤマハ音楽奨学支援制度奨学生、2023年度ロームミュージックファンデーション奨学生。指揮をブルーノ・ヴァイル、イオン・マリン、ピアノを迫昭嘉、アンドレアス・グロートホイゼン、チェンバロとフォルテピアノをクリスティーネ・ショルンスハイム、エドアルド・トルビアネッリ、古楽奏法をラインハルト・ゲーベルに師事。これまで指揮者やソリストとして東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、広島交響楽団、広島ウインドオーケストラ、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、マイニンゲン宮廷楽団、パリ警視庁吹奏楽団等と共演するほか、オーストリア国営放送ORF「Ö1Talentbörse」、テレビ朝日「題名のない音楽会」などのメディアにも出演。音楽之友社Webマガジン「ONTOMO」にて連載をするなど、執筆活動も積極的に行っており、様々なフィールドを横断する稀有な若手音楽家として注目されている。2024年3月、ブルックナー交響曲第7番の2台ピアノ版(世界初録音)を、ブルックナー生誕200周年にあわせドイツのARSProduktionよりリリースした。

中村 恵理(ソプラノ)

Eri Nakamura(Soprano)

中村 恵理

2008年英国ロイヤルオペラにデビュー。2009年BBC主催カーディフ・シンガー・オブ・ザ・ワールドにてオーケストラ、歌曲両部門においてファイナルに進出。翌年、英インディペンデント紙「Talent2010」音楽家部門に選出。2010年から6年間にわたりバイエルン国立歌劇場の専属歌手として数々のオペラで主要キャストを務める。また英国ロイヤルオペラベッリーニ《カプレーティ家とモンテッキ家》ジュリエッタ、モーツァルト《フィガロの結婚》スザンナ、マスネ《ウェルテル》ソフィー、プッチーニ《トゥーランドット》リュー、ヴェルディ《リゴレット》ジルダ、プッチーニ《蝶々夫人》タイトルロールをはじめ、ウィーン国立歌劇場、ワシントン・ナショナル・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラなど客演多数。日本国内では、びわ湖ホールプッチーニ《つばめ》マグダ、新国立劇場《蝶々夫人》タイトルロール、ヴェルディ《椿姫》ヴィオレッタ、藤沢市民オペラ《ラ・ボエーム》ミミなどで出演。2023年は宮崎国際音楽祭ヴェルディ《仮面舞踏会》アメーリアをはじめ、スウェーデン王立歌劇場《蝶々夫人》タイトルロール、イングリッシュ・ナショナル・オペラ『マリア・カラスの7つの死』に出演するなど世界各地でのオペラ公演や演奏会に出演し絶賛された。2024年4月にはイギリスのCDレーベル「OperaRara」の新制作録音ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》(1857年版)アメーリアでロール・デビューを果たした。2025年1月にはカナディアン・オペラ・カンパニー《蝶々夫人》タイトルロール、4月にはサントリーホールでの日本フィルハーモニー交響楽団《仮面舞踏会》アメーリアでそれぞれ出演を予定している。2011年度川西市民文化賞、2012年度アリオン賞、2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、2017年JXTG音楽賞洋楽部門奨励賞、2017年度兵庫県芸術奨励賞の各賞を受賞。東京音楽大学特任教授、大阪音楽大学客員教授。

バン・シンジェ(メゾソプラノ)

Shinje Bang(Mezzosoprano)

バン・シンジェ

韓国出身。総神大学校教会音楽科を卒業後、イタリアに渡りサンタ・チェチーリア音楽院を経てミラノ・スカラ座アカデミーの最優秀演奏コースを修了。このほかイタリア・キジアーナ音楽院、ブルガリア・ソフィア大学のライナ・カバイヴァンスカ最優秀演奏家コース等でディプロマを取得している。またリッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクールはじめ韓国内外のコンクールで多数優勝している。オペラではミラノ・スカラ座にブリテン「小さな煙突掃除」のミス・バゴット役でデビュー。同歌劇場でロッシーニ「絹のはしご」(ルチッラ役)、「チェネレン トラ」(ティスベ役)に出演した。2017年にはイタリアのラパッロ・サマー・オペラ・フェスティバルにヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナ役でデビュー。また、ブルガリアの国立ソフィア劇場にベッリーニ「ノルマ」のアダルジーザ役でデビューした。母国韓国では国立歌劇場のボーイト「メフィストフェレ」のパンタリス役でデビュー。以後ソウル歌劇場、慶南歌劇場、湖南歌劇場、ラベラ・オペラ等で「コジ・ファン・トゥッテ」、「イル・トロヴァトーレ」、「ナブッコ」、「フィガロの結婚」に出演している。シンフォニー・コンサートではフィレンツェ歌劇場のオープニングでベートヴェン「ミサ曲ハ長調」に出演、このほかこれまでにヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「小荘厳ミサ曲」、「グローリア・ミサ」、バッハ「ミサ曲ロ短調」等でKBS交響楽団、京畿フィルハーモニー管弦楽団、韓国国立合唱団、ソウル市合唱団等と共演している。現在総神大学校で非常勤教授として後進の指導も行っている。

清水 徹太郎(テノール)

Tetsutaro Shimizu(Tenor)

清水 徹太郎

京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。第33回飯塚新人音楽コンクール第1位、第82回日本音楽コンクール入選ほか多数上位入賞。文部科学大臣賞、平成29年度坂井時忠音楽賞、平成30年兵庫県芸術奨励賞、令和5年度京都府芸術賞奨励賞、同年度京都市芸術賞新人賞ほか多数受賞。『カルメン』『ラ・ボエーム』『魔笛』『夕鶴』『オテロ』『サロメ』『ラインの黄金』『ボリス・ゴドゥノフ』『ファルスタッフ』等、50演目以上のオペラに主要役で出演。C.エッシェンバッハ指揮「千人の交響曲」、チョン・ミョンフン指揮「第九」、A.ゼッダ指揮「スターバトマーテル」等室内楽曲のソリストとしても国内外で多数出演し高評を得ている。びわ湖ホール四大テノール、びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。藤原歌劇団団員。

パク・ジョンミン(バス)

Jongmin Park(Bass)

パク・ジョンミン

Ⓒ Shirley Suarez

ソウル生まれ。韓国芸術総合学校にて声楽を学んだ後ミラノ・スカラ座のメンバーとしてミレッラ・フレーニ、ルチアーノ・セッラ、ルイジ・アルヴァ、レナート・ブルゾンらの薫陶を受ける。2013年から19年にかけてウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーをつとめ、2015年にはBBCカーディフ国際声楽コンクールにてソング・プライズを受賞した。2024/25シーズンは『ラ・ボエーム』のコッリーネ役でメトロポリタン歌劇場へ再客演するほか、ミラノ・スカラ座に『ラインの黄金』ファーゾルト、ベルリン国立歌劇場に『ルサルカ』ヴォドニクおよび『セヴィリアの理髪師』ドン・バジリオ、ソウル・アーツ・センターに『アンア・ボレーナ』エンリーコ8世でそれぞれ出演することが決まっている。コンサートでは『魔弾の射手』クーノ及び隠者役でカンマアカデミー・ポツダムとツアーを行い、ニコライザール(ポツダム)、シャンゼリゼ劇場(パリ)、バーデン・バーデン祝祭劇場、ベルリン・フィルハーモニーに出演する。先シーズンの主な活動としてはミラノ・スカラ座でのリッカルド・シャイー指揮『ドン・カルロ』(宗教裁判長)、テアトル・レアル(マドリード)でのロラン・ペリー新演出による『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(ポーグナー)、ブダペスト芸術宮殿における『ニーベルングの指環』(演奏会形式)、タングルウッド音楽祭でのベートーヴェン「第九」等への出演が挙げられる。これまでにメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウス、テアトル・レアル(マドリード)、ベルリン国立歌劇場、ハンブルク国立歌劇場、ルーアン歌劇場、ロレーヌ国立歌劇場、ベルゲン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭およびザルツブルク復活祭音楽祭、ヴェローナ野外劇場、サヴォリンナ・オペラ・フェスティバル、ザンクト・マルガレーテン野外オペラ等に出演している。コンサートではBBCプロムス、ウィーン・コンツェルトハウス、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ロイヤル・アルバート・ホール等に出演したほか、ミュンヘン、フランクフルトやウィーン楽友協会、ウィグモア・ホールでソロ・リサイタルを行っている。2015年のBBCカーディフ国際コンクールのほかチャイコフスキー国際コンクールに入賞、またオペラリアではビルギット・ニールセン=ワーグナー賞を受賞している。

島田 歌穂(俳優・歌手)

Kaho Shimada(Actor, Singer)

島田 歌穂

1974年、子役デビュー。87年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』初演で脚光を浴び、出演回数は1,000回を超えた。同作の世界ベストキャストに選ばれ、英国王室主催のコンサートに出演。参加した世界ベストキャストアルバムが米国にてグラミー賞を受賞。主な出演作品は『ウエストサイド・ストーリー』『黙阿弥オペラ』『飢餓海峡』『ビリー・エリオット』『メリー・ポピンズ』『ナイツ・テイル』『EndlessSHOCK』など多数。また、コンサートやアルバムリリース、ディズニー映画の吹替を務めるなど、女優、歌手として多岐にわたり活躍。芸術選奨文部大臣新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞など受賞多数。大阪芸術大学教授。2024年、デビュー50周年を迎え、初のディズニー公式カバーアルバム「島田歌穂・シングス・ディズニー」をリリース。

オフィシャルホームページ www.shimada-kaho.com

咲妃 みゆ(俳優・歌手)

Miyu Sakihi(Actor, Singer)

咲妃 みゆ

宮崎県出身。2010年に宝塚歌劇団へ入団、14年に雪組トップ娘役に就任。17年の退団後は舞台、映像で活躍。第46回菊田一夫演劇賞受賞。第31回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。主な作品にミュージカル『グラウンドホッグ・デー』、『カム フロム アウェイ』、『マチルダ』、音楽劇『空中ブランコのりのキキ』、舞台『少女都市からの呼び声』、『千と千尋の神隠し』、ドラマ『不適切にもほどがある!』、『私をもらって』などがある。今後の待機作としてミュージカル『ケイン&アベル』がある。

海宝 直人(俳優・歌手)

Naoto Kaihou(Actor, Singer)

海宝 直人

1988年7月4日千葉県市川市出身7歳の時、劇団四季『美女と野獣』チップ役で舞台デビュー。その後『ライオンキング』初代ヤングシンバ役に抜擢される。近年は『レ・ミゼラブル』マリウス役、『ミス・サイゴン』クリス役、『アラジン』アラジン役、『ライオンキング』シンバ役、『ノートルダムの鐘』カジモド役等に出演。2018年ロンドン・ウェストエンドで上演された『TRIOPERAS』のメインキャストとしてウェストエンド舞台デビュー。映像関連では、NHK連続テレビ小説『エール』、『らんまん』など出演の他、2023年公開の映画、実写版『リトル・マーメイド』ではエリック王子役日本語版声優を務めた。シンガーとしては、2019年CD『Iwish.Iwant.』WaltDisneyRecords)でメジャーデビュー。ロックバンド「シアノタイプ」のヴォーカリストとしても活動中である。第13回岩谷時子賞奨励賞、第46回菊田一夫演劇賞、第1回市川市文化振興財団芸術文化奨励賞を受賞。次回出演作品にはミュージカル『イリュージョニスト』(主演・アイゼンハイム役)、『海宝直人30周年コンサート』(東宝主催)他が控えている。

澤 穂希(元サッカー日本女子代表)

Homare Sawa(Former Japan Women’s National Football Team Member)

澤 穂希

1978年9月6日生まれ、東京都出身。15歳で日本代表入り。2011年、FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会では、キャプテンとしてなでしこジャパンの優勝に貢献し、大会MVPと得点王に輝く。帰国後、なでしこジャパンは、「国民栄誉賞」を受賞。同年度、FIFAバロンドール授賞式にて、「FIFA女子年間最優秀選手賞」を受賞。2012年、4回目の出場となったロンドン・オリンピックでは、銀メダルを獲得。2014年、アジアサッカー連盟殿堂入り。2015年FIFA女子ワールドカップ・カナダ大会では、チームの準優勝に貢献した。2015年8月に結婚し、同年12月に現役引退。日本代表では、通算205試合に出場し、83得点。日本女子代表史上、出場数・ゴール数歴代1位を獲得。ワールドカップ6大会連続出場は、世界記録。現在は、一児の母として子育てしながら、スポーツの普及のため様々な活動を行っている。2023年に「スポーツ栄養プランナー」、「子育て心理アドバイザー」、「食生活アドバイザー®3級」を取得。

三宅 民夫(アナウンサー)

Tamio Miyake(Announcer)

三宅 民夫

1952年名古屋生まれ。75年NHKに入局。岩手・京都勤務を経て、85年東京アナウンス室へ。『電子立国日本の自叙伝』『おはよう日本』『紅白歌合戦』など、報道から芸能まで幅広い分野の看板番組を担当した。長年大型討論番組も司会。また『NHKスペシャル』キャスターとして、「戦後70年」や「深海」など注目シリーズを担当し、公共メディア進展に努めた。2017年フリーとなり、現在も、『鶴瓶の家族に乾杯』やドキュメンタリー番組の語りなど、マイクに向かう。優れたドキュメンタリー番組をNHK・民放の垣根を越えて紹介する『ザ・ベストテレビ』の司会も、長年勤めている。好きな文言は「ことばは、心の杖」。放送文化基金賞(43回)、前島密賞(67回)を受賞。著書に「言葉のチカラ」(NHK出版電子版)。立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員も務める。

中井 美穂(アナウンサー)

Miho Nakai(Announcer)

中井 美穂

1987年日本大学芸術学部を卒業後、フジテレビに入社。アナウンサーとして「プロ野球ニュース」「平成教育委員会」など多くの番組に出演し人気をあつめる。95年フジテレビ退社。97年から22年まで「世界陸上」(TBS)のメインキャスターを務めた。現在は「タカラヅカ・カフェブレイク」(TOKYO MXテレビ)、「スジナシ」(TBS)、「華麗なる宝塚歌劇の世界」(時代劇専門チャンネル)、「アルバレスの空」(BSテレ東・ナレーション)等にレギュラー出演。その他、演劇のコラム、動画配信番組、イベントの司会、クラシックコンサートのナビゲーター、朗読など幅広く活躍している。NPO法人キャンサーネットジャパンの活動に賛同し、2018年理事に就任。がん啓発のイベント・市民公開講座の司会などの活動もしている。

出演プログラム

出演者一覧

Artists

ヴァイオリン 会田 莉凡 / イム・ジョンヨン / 小川 響子 / 落合 真子 / 尾張 拓登 / 景澤 恵子 / 兼子 竜太朗 / 川田 知子 / 菊川 穂乃佳 / 北田 千尋 / 城戸 かれん / 小島 愛子 / 小谷 泉 / 小林 美樹 / 篠原 悠那 / 白井 圭 / 杉山 和駿 / 髙橋 和貴 / 武元 佳穂 / 坪井 夏美 / 直江 智沙子 / パク・ジユン / 東 亮汰 / 福田 ひろみ / 堀真 亜菜 / 松浦 奈々 / 三浦 章宏 / 山口 絢 / 山田 友里恵 / 吉江 美桜 ほか
ヴィオラ 安藤 裕子 / 安保 惠麻 / カン・ネリー / 小室 明佳里 / 小山 佳織 / 正田 響子 / 鈴木 康浩 / 鈴村 大樹 / 須田 祥子 / 瀧本 麻衣子 / 田中 茜 / 中 恵菜 / ユ・ウージョン※
チェロ 大宮理人 / 上村文乃 / 香月麗 / キム・ソヨン / 黒川実咲 / 清水詩織 / 富岡廉太郎 / 朴賢娥 / 古川展生 / 渡邊ゆかり
コントラバス 池松 宏 / 菅沼 希望 / 張馝根 / 長坂 美玖 / 幣隆 太朗 / 水野 斗希 / 本山 耀佑 / 米長 幸一
フルート 石井 希衣 / 窪田 恵美 / 小池 郁江 / 高木 綾子 パーカッション 安東 友樹子 / 武山 芳史 / 渡辺 壮
オーボエ 荒川 文吉 / 荒木 良太 / 沖 響子 ハープ 津野田 圭
クラリネット 中舘 壮志 / ブルックス・信雄・トーン / 吉本 拓 ピアノ 有吉 亮治 / 髙木 竜馬 / 三浦 舞夏
ファゴット 黒木 綾子 / 坪井 祐樹 / 山田 哲朗 パイプオルガン 北川 倫代
ホルン 阿部 華苗 / 西條 貴人 / 鈴木 優 / 松原 秀人 RiRiKA
トランペット 高橋 敦 / 田中 敏雄 指揮 荒木 流音生
トロンボーン 越智 大輔 / 笠間 勇登 / 風早 宏隆 / 藤井 良太 合唱指導 浅井 隆仁
テューバ 荻野 晋 司会 伊豆 謡子 / 川野 武文 / 竹平 晃子 ほか
ティンパニ 清水 太 解説(演奏会〔3〕) 岡本 美津子
宮崎ジュニア・オーケストラ
延岡ジュニアフィルハーモニー
宮崎県合唱連盟
宮崎県吹奏楽連盟

※ KBS交響楽団メンバー

(50音順 / 2025年1月10日現在)