人気、実力ともに日本を代表する演奏家。ベルリンでミシェル・シュヴァルベ氏に師事。NHK交響楽団のソロ・コンサートマスターとして、長年N響の“顔”として抜群の知名度と人気を誇る。
1994年にN響を退団。1992年から鎌倉芸術館ゾリステンを主宰、1995年から2013年までJTアートホール室内楽シリーズの音楽監督を、1996年からは宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを経て2011年からは音楽監督を務める。
ソリストとしては、モントリオール交響楽団やイギリス室内管弦楽団など、国内外の著名オーケストラと共演。
2008年からは「徳永二男の挑戦」と題し、10年間毎年1回ずつのリサイタル・シリーズに取り組む。
最近は、指揮活動もスタートさせており、東京フィル、広島交響楽団、宮崎国際音楽祭祝祭管弦楽団などを指揮して好評を博す。
桐朋学園大学特任教授、洗足学園大学客員教授。
ピンカス・ズーカーマンは、40年の長きにわたり世界の音楽界で不動の地位を築いている。その驚くべきテクニック、そしてゆるぎない芸術的水準は聴衆、そして批評家から驚嘆の声をもって迎えられている。また献身的ともいえる教育活動は高い評価を得ており、そのカリスマと情熱で数々の若手演奏家に霊感を与え続けてきた。その活動の成果はロンドン、ニューヨーク、中国、イスラエル、そしてオタワでの先進的な教育プログラムに結実している。ズーカーマンの名はヴァイオリニスト、ヴィオリスト、指揮者、教育者、そして室内楽奏者として等しく尊敬を集めている。
2014-15シーズンは北米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアなど世界各地で100以上の公演が予定されている。音楽監督として最後となり、16シーズン目となるオタワのナショナル・アーツ・センター・オーケストラとは今シーズンイギリス・ツアーを行った。首席客演指揮者として6シーズン目を迎えるロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管とは、イギリスのみならずアメリカ・フロリダでの公演も予定されている。このほかアメリカではコロラド、サンディエゴ、カンザス・シティ、ツーソンの各交響楽団、ヨーロッパ、アジアではブタペスト祝祭管、ザルツブルク・カメラータ、シュターツカペレ・ベルリン、フィレンツェ5月音楽祭管、コリアン・チェンバー・オーケストラ、バンベルク響、ハンブルク・フィルハーモニカー等に出演、再訪するオーストラリアではクィーンズランド響とパースのウェスト・オーストラリア交響楽団に客演する予定である。またベルリン、イスタンブール、シアトル、サンディエゴ、オタワなどでリサイタルを行うほか、ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズとしてイタリア、スペイン、オーストラリア、中国、日本、韓国で公演を行う事になっている。
近年は指揮者としての活動も本格的に行い、数々の世界トップクラスのアンサンブルを指揮、ヴァラエティに富むレパートリーを演奏している。献身的で革新的な教育者であるズーカーマンは、マンハッタン音楽学校でピンカス・ズーカーマン・パフォーマンス・プログラムを立ち上げ、芸術界で初めて通信教育技術を取り入れている。カナダではオーケストラ演奏を学ぶためのナショナル・アーツ・センター・インスティテュートと若手演奏家、指揮者、作曲家のための夏季音楽院を設立した。
1948年テルアビブ生まれ。1962年にアメリカに渡り、ジュリアード音楽院でイヴァン・ガラミアンに師事。これまでに芸術メダル、アイザック・スターン賞を受賞、また器楽奏者としては初めてロレックス・メンター・アンド・プロテジェ・アーツ・イニシアティブのメンターも務めた。これまでに100以上の録音をリリース、21回グラミー賞にノミネートされ、2度グラミー賞を受賞している。
“ある人々にとっては若さとは常に共にあるものだ・・・ズーカーマンはまるで永遠の若きヴィルトゥオーゾのようだ。豊かな表現に溢れ、機知に富み、常に音楽的、技術は完ぺき、何でもないかのように弾いてしまう。彼の演奏に接する事は喜びだ。”
(ロサンゼルス・タイムズ)
ジュリアン・ラクリンは25年にわたり、世界を代表するヴァイオリニスト、ヴィオリストとして一流のオーケストラ、指揮者と共演し、その優れた音楽性と演奏で聴衆を魅了してきた。
1974年リトアニアに生まれ、78年にウィーンに移住。ウィーン音楽院にて高名なヴァイオリン教師ボリス・クシュニールに師事する。88年にアムステルダムで行われたユーロ・ヴィジョン・コンクールで年間最優秀若手音楽家賞を受賞、一躍世界の注目を集め、リッカルド・ムーティ指揮のもと、ウィーン・フィルの史上最年少ソリストとして輝かしいデビューを飾った。
ジュリアン・ラクリンは若き慈善家としても知られ、ユニセフ親善大使としての活動のほか、アウトリーチの教育活動にも熱心に取り組んでいる。また1999年9月より、ウィーン・コンセルヴァトリウム音楽大学の教授も務めている。
2014/2015シーズンはウィーン楽友協会のレジデント・アーティストとしての活動の一環として、ビシュコフ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とシーズン開幕演奏会に出演するほか、イングリッシュ・チェンバー・オーケストラを指揮、またミッシャ・マイスキー、ダニール・トリフォノフとトリオ公演を行う事が予定されている。さらにシャイー指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのヨーロッパ・ツアー、いずれもロン・ユー指揮によるチャイナ・フィルハーモニー管弦楽団、広州交響楽団との中国での公演や、アッシャー・フィッシュ指揮/ボストン交響楽団、ユーリ・テミルカーノフ指揮/サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ダニエレ・ガッティ指揮/フランス国立管弦楽団などとの共演が予定されている。
指揮活動も積極的に行い、近年チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団に指揮者としてデビュー。今シーズンはスイス・イタリアーナ管弦楽団、モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ニース・フィルハーモニー管弦楽団、チューリッヒ室内管弦楽団、アイルランド国立交響楽団に客演することが決まっている。
母ソフィーがメンターとしてラクリンの指揮者としてのキャリア形成に重要な役割を果たしている。このほかラクリンはダニエレ・ガッティ、マリス・ヤンソンス、ズービン・メータら著名指揮者からもサポートを得ている。
近年のソリスト活動として、ロリン・マゼール指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、アンドレイ・ボレイコ指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ジャナンドレア・ノセダ指揮/トリノ歌劇場管弦楽団、ズービン・メータおよびキリル・ペトレンコ指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団、アラン・ギルバート指揮/ボストン交響楽団、ファンフォ・メナ指揮/トロント交響楽団などとの共演が挙げられる。
2012年にはウィーン楽友協会ホールで、クシシュトフ・ペンデレツキの二重協奏曲をヤンソンス指揮/バイエルン放送交響楽団、ジャニーヌ・ヤンセンと共に世界初演。ペンデレツキはウィーン楽友協会からの委嘱により作曲されたこの協奏曲をラクリンに献呈した。
これまでにソニー・クラシカル、ワーナークラシック、ドイツ・グラモフォンからCDをリリースしている。
使用楽器は、アンジェリカ・プレコップ博士個人財団から貸与されている1704年製ストラディヴァリ「エクス・リービッグ」。
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチとグレゴール・ピアティゴルスキー両巨匠に師事した、世界でただ一人のチェリスト。
師ロストロポーヴィチは、若きマイスキーを評してこのように述べている・・・・
“若い世代のチェリストの中でも抜きん出た才能の持ち主だ。詩情とこの上ない繊細さ、そしてすばらしい音楽性と見事な技巧が彼の演奏を作り上げている。”
ラトヴィア共和国生まれ。ロシアで学び、のちにイスラエルに移住。以後、ロンドン、パリ、ベルリン、ウィーン、ニューヨーク、東京をはじめ世界の主要コンサートホールで演奏活動を展開、熱狂的な支持を受け続けている。
マイスキーは、自らを「世界人」と位置づける。「イタリア製のチェロにオーストリアとドイツ製の弦を張り、フランスとドイツの弓で弾いています。娘はフランスで生まれ、長男はベルギーで、次男はイタリアで、末っ子はスイスで生まれました。私は日本の車を運転し、スイスの時計をはめて、インドのネックレスをしています。そして人々がクラシック音楽を評価し、楽しんでくれるところではどこでも、そこで家にいるようにくつろぐことができます。」
1985年にドイツ・グラモフォンと録音の専属契約を結んで以来、マイスキーはこれまでに30を超える録音をリリース。そこでの共演もウィーン・フィル、ベルリン・フィルをはじめロンドン響、イスラエル・フィル、パリ管、オルフェウス室内管、ヨーロッパ室内管など多岐に渡る。
彼の輝かしいキャリアの中でもハイライトの一つは、2000年の活動である。バッハ・プログラムで実に100以上の演奏会を世界で展開、さらにバッハへの深い尊敬は、無伴奏組曲の3度目のレコーディングという形に結実している。
マイスキーの録音は世界各地で高い評価を得ており、これまでに日本のレコード・アカデミー賞を5回、エコー・ドイツ・シャルプラッテン賞を3回、パリのディスク・グランプリ賞、ディアパソン・ドール賞の各賞を受賞、グラミー賞にもノミネートされている。
世界を代表するチェリスト、また数々の主要国際音楽祭の常連でもあるマイスキーは、これまでにバーンスタイン、デュトワ、ジュリーニ、マゼール、メータ、ムーティ、レヴァイン、アシュケナージ、シノーポリ、バレンボイムといった名指揮者たち、さらにアルゲリッチ、ルプー、フレイレ、キーシン、ランラン、P.ゼルキン、クレーメル、バシュメット、レーピン、ヴェンゲーロフ、ジョシュア・ベル、ラクリン、ジャニーヌ・ヤンセンほか世界のトップ・アーティストらと共演している。
6歳よりヴァイオリンを始め、7歳でキリル・コンドラシンとの共演でデビュー。その後モスクワ音楽院中央音楽学校に入学し、フェリックス・アンドリエフスキー氏に師事。在学中から国内の主要オーケストラとソヴィエト連邦各地で演奏活動を行なう。
1973年、ソヴィエト連邦ヴァイオリンコンクールで優勝。1974年、西欧に移住した後、世界的な演奏活動を展開。これまでにベルリン・フィルをはじめ、ニューヨーク・フィル、ボストン響、イスラエル・フィル、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ピッツバーグ響、モントリオール響、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス国立管、サンクトペテルブルク・フィル、シドニー響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドレスデン・シュターツカペレ、NHK交響楽団や、英国の数多くの楽団とレナード・バーンスタイン、ベルナルド・ハイティンク、クリストフ・フォン・ドホナーニ、シャルル・デュトワ、ウラディーミル・フェドセーエフ、ウラディーミル・アシュケナージ、ジャンルイージ・ジェルメッティ、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、リッカルド・ムーティ、小澤征爾、チョン・ミョンフン、サイモン・ラトル、クルト・ザンデルリンク、ユーリ・シモノフ、ユーリ・テミルカーノフ、クラウス・テンシュテット、フランツ・ウェルザー=メスト、レナード・スラットキンなど数々の巨匠たちの指揮で共演している。
録音も数多く、デッカ(Decca)レーベルには評論家から絶賛されているパガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」(メータ指揮/イスラエル・フィル)をはじめ、チャイコフスキー、シベリウス、プロコフィエフ、ブラームス、R.シュトラウスを録音。またデンオン(Denon)にはプロコフィエフ、ブルッフ、シベリウス、ショスタコーヴィチ、グラズノフ、チャイコフスキー、モーツァルトを録音している。
1989年5月11日ブリュッセル生まれ。3歳でヴァイオリンを始め、レオニード・カーベル、レオン・スルゾン、イーゴリ・オイストラフらに学ぶ。12歳でロンドンのパーセル音楽学校に入学、マチェイ・ラコウスキおよびエフゲニー・グラッハに師事する。
これまでにベルリン・フィルハーモニー、ケルン・フィルハーモニー、クィーン・エリザベス・ホール、ウィグモア・ホールなど名だたるコンサートホールでソロおよび室内楽奏者として出演、またヴェルビエ、ルガーノ等の国際音楽祭に出演し、アルゲリッチ、ジャニーヌ・ヤンセン、ユーリ・バシュメットらと共演している。
このほか父のミッシャ、姉のリリィとはトリオを組んで既に何度も舞台に立っており、このメンバーでは、ベートーヴェンの「三重協奏曲」も演奏している。これまでにラクリン、ヴェンゲーロフ、F.アンドリエフスキ、I.ラシュコフスキー、V.グルーズマン、E.グラッハ、N.Y.キム、シトコヴェツキーらの薫陶を受ける。パーセル音楽学校を優等で卒業後、現在はウィーンでボリス・クシュニールに師事。
アマンダ・フォーサイスはその優れた演奏とテクニックで国際的なソリスト、室内楽奏者、そしてオタワ・ナショナル・アーツ・センター・オーケストラの主席チェリストと多岐にわたる活動を行っており、批評家から熱狂的な評価を得ている。 高い評価を得ている豊かでいきいきとした力強い響きと抒情的で豊かな表現力を持つ演奏家として確固とした地位を築いている。その完璧なテクニックとコントロールで、すべての活動において卓越した演奏家とみなされている。
ロイヤル・フィルハーモニー管やイスラエル・フィルのほかフランス放送響、リスボン・グルベンキアン管、イングリッシュ・チェンバー・オーケストラなどと定期的に共演している。特にイングリッシュ・チェンバー・オーケストラとは2011年夏に地中海の島々を巡るツアーを行った。アメリカではこれまでにサンディエゴ、コロラド、グランドラピッズ等の交響楽団と共演、ダラス響やオレゴン響とは米国国内でツアーを行っている。ロシアでは2009年にモスクワ音楽院ホールにデビューし、2011年にはモスクワ・ヴィルトゥオージとモスクワ、サンクトペテルブルクで共演、その模様はロシア国営放送で放送された。2012年6月にはサンクトペテルブルクでゲルギエフ指揮、マリンスキー劇場管と共演、翌13年もサンクトぺテルブルクのホールのこけら落とし公演で再共演を果たした。アデレード響とニュージーランド響との演奏は批評家から高く評価され、同響と香港、上海、四川、瀋陽、北京で再共演した。2014年3月にはイスラエル・フィルとの共演でカーネギーホールにデビューした。
2014‐2015シーズンの幕開けは生まれ故郷でもある南アフリカで、父マルコム・フォーサイス作曲によるチェロ協奏曲≪Elektra Rising≫を演奏、ズッカーマン・トリオのメンバーとして室内楽も演奏する。またオタワ・ナショナル・アーツ・センター・オーケストラとはイギリス・ツアーを行う。このほかメンフィスでIRIS管、モスクワ、ウィーン、ソウルでコリアン・チェンバー・オーケストラ、フィレンツェで五月音楽祭管と共演することが決まっている。またツーソン響のガラ・コンサートではブラームスの二重協奏曲を演奏する。今シーズンは再びオーストラリアにも赴き、パースのウエスト・オーストラリア響と共演、シドニーでは室内楽を演奏する。ニューヨークのバージ・ミュージック・マスターワークス・シリーズにも出演、ヴァイオリンのジオラ・シュミット、ピアノのフィリップ・フィッシャーと共にベートーヴェンとチャイコフスキーのピアノ三重奏曲を演奏する事が予定されている。ズッカーマン・トリオのメンバーとしてはイタリア、スペイン、中国、韓国と日本の宮崎国際音楽祭に出演する。
ズーカーマン・チェンバープレイヤーズの創立メンバーとしても世界各地で精力的に活動を行っており、同アンサンブル設立以来これまでにドイツ、イスラエル、イタリア、フィンランド、オランダ、スイス、ニュージーランド、トルコといった国で、都市としてはロンドン、ウィーン、パリ、ベルグラード、ブタペスト、ドゥブロブニク、ワルシャワ、バルセロナなどで公演を行っている。ヨルダンではノーベル賞受賞者によるペトラ会議で演奏を行った。また同プレイヤーズはニューヨークの《92nd Street Y》でシリーズ公演を行ったほか南米でもツアーを行っている。2013年3月には台湾、中国、日本でツアーを行い、このほかにもサンタモニカ、スコッツデールなどで公演を行った。同年ラヴィニア、タングルウッド、ヴェルビエ、エジンバラといった国際音楽祭にも出演している。
2011年には宮崎国際音楽祭に参加、東日本大震災チャリティコンサートにも出演した。また13年末にはソリストしてオーストラリアでシドニー響、ウエスト・オーストラリア響、アデレード響と共演している。
南アフリカ生れ。幼少時にカナダに移住し3歳でチェロを始める。ロンドンでウィリアム・プリースに師事、その後ジュリアード音楽院のハーヴィー・シャピロのもとで研鑽を積んだ。トロント響に2シーズン在籍したのち、カルガリー・フィルハーモニー管の首席チェリストに史上最年少で就任、6年間在籍した。1998年にオタワ・ナショナル・アーツ・センター・オーケストラの首席チェリストに就任した。
これまでにソニー・クラシカル、ナクソス、アルタラ、ファンファーレ、マルキス、プロアルテ、CBCからCDをリリース。2002年にはカナダのドキュメンタリー番組《Bravo! Canada》で特集が組まれ、南アフリカからの移民だった幼少時代から国際的な音楽シーンでの活躍する現在の様子までが放送された。2007年にはウィントン・マルサリスが作曲したケン・バーンズ監督による第二次世界大戦のドキュメンタリー『戦争』のサウンドトラックに参加した。
演奏活動以外では赤帯を持つ空手の達人でもある。使用楽器は1699年製のCarlo Giuseppe Testoreである。
カナダ人ピアニスト、アンジェラ・チェンはその輝かしいテクニック、美しい音色、優れた音楽性で常に高い評価を得ている。カナダの主要オーケストラのみならず、これまでにアラバマ交響楽団、バッファローフィルハーモニー管弦楽団、コロラド交響楽団、ヒューストン交響楽団、インディアナポリス交響楽団、ジャクソンビル交響楽団、ルイジアナフィルハーモニー管弦楽団、セントルイス交響楽団、サンディエゴ交響楽団、シラキュース交響楽団、ユタ交響楽団、イスラエル・フィル等と共演している。 2012年にはエドモントン交響楽団との共演でカーネギー・ホールに、またズーカーマンのリサイタルでザルツブルク音楽祭にそれぞれデビューした。今後はオタワのナショナル・アーツ・センター・オーケストラ、シンフォニア・トロント、バンクーバー交響楽団、ウィニペグ交響楽団との共演が予定されている。
ピンカス・ズーカーマンの招きにより2009年にズーカーマン・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとして中国およびヨーロッパ・ツアーに参加。次いで2010年春にもアメリカ・ツアーに参加し、ワシントンD.C.のケネディー・センター、ニューヨークの92nd Street Y等に出演した。その後も同アンサンブルのメンバーとしてウィーン楽友協会、アムステルダムのコンセルトヘボウ等の著名ホールやシュレスビヒ・ホルシュタイン、ザルツブルク、ラヴィニア等の音楽祭を含むヨーロッパ、アジア、南米でのツアーに参加している。
米国各地およびカナダで精力的にリサイタルを行うほか、タカーチ弦楽四重奏団、コロラド弦楽四重奏団、フォーグラー弦楽四重奏団などといった数々の室内アンサンブルとの共演も行っている。これまでにシャトークア、コロラド、ヒューストン、バンクーバー、ケベックのラノディエール、コロンビアのカルタヘナ等の音楽祭に出演している。
チェンのデビューCDとなったマリオ・ベルナルディ指揮/CBCバンクーバー管弦楽団とのモーツァルト:ピアノ協奏曲集は批評家から熱狂的な評を得た。このほかジョアン・ファレッタ指揮/ウォーメンズ・フィルハーモニック・フォー・コッホ・インターナショナルとのクララ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調、CBCレコードよりリリースされたハンス・グラーフ指揮/カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団との4つのスペイン風協奏曲、マリオ・ベルナルディ指揮/CBC放送管弦楽団とのショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲集、クララおよびロベルト・シューマンのピアノ作品集等のCDがある。最新盤はユニバーサル・ミュージック・カナダよりリリースされたショパンピアノ作品集である。
アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで優勝したほか、モントリオール国際ピアノ・コンクールではカナダ人として初の優勝を果たした。カナダ芸術評議会より奨学金を与えられたほか、ザルツブルクのモーツァルテウムよりその優れたモーツァルト解釈により優秀メダルを授与されている。
公式ホームページ : http://www.pianistangelacheng.com.
1987年パリに生まれ、ブリュッセルで育つ。4歳よりリル・ティエンポについてピアノを始め、ハギト・カーベル、オルガ・モギレフスキー、イラナ・ディヴィッズ、アラン・ヴァイスらにも師事。2001年から2004年までのパーセル音楽学校在学中には、クラシックのほかジャズ・ピアノも学ぶ。これまでにマルタ・アルゲリッチ、ドミトリー・バシキーロフ、ジョゼフ・カリクシュタイン、エフゲニー・モギレフスキー、パーヴェル・ギリロフ、ヴィタリー・マルグリス、オレグ・マイセンベルク、マリエル・ラベックほか著名アーティストのマスタークラスや指導を受ける。また、ヴェルビエ音楽祭アカデミーやオックスフォード・フィロムジカ・ピアノ講習会などにも参加している。
1997年、カーネギーホールの熱帯森林保護団体チャリティ・ガラ・コンサートでデビュー。このときの演奏はレコーディングもリリースされている。録音ではこのほかにも、ドイツ・グラモフォンで父ミッシャ・マイスキーの最近の録音に共演しており、EMIからは「マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト」の室内楽ライヴが出ている。ヨーロッパおよびアジア各国のラジオおよびテレビにも度々登場。コンサート活動も、ヨーロッパから日本まで広い地域で展開し、協奏曲では、これまでにザンデルリング、アルブレヒト、オリヴィエリ=モンローほかの指揮で演奏している。
音楽祭では、ヴェルビエ、マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト(ルガーノ)、フライブルク、フィレンツェ五月祭、フランツ・リスト(オーストリア)、ジュリアン・ラクリンと仲間たち(ドゥブロヴニク)、ベル・エア・コングレス(フランス)、シュレスヴィヒ・ホルシュタインなどから招かれており、またイギリス室内管弦楽団が主催するミュージック・クルーズにも参加している。ソロ、室内楽の両分野で活躍するリリィは、これまでにロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)、コンツェルトハウス(ウィーン)、プリンツレゲンテン劇場(ミュンヘン)、ライスハレ(ハンブルク)、フェニーチェ歌劇場(ヴェネツィア)、ベートーヴェンハレ(ボン)、サントリーホール、オリンピック劇場(ローマ)、モスクワ音楽院、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー、カーネギーホール、バッキンガム宮殿ほかに登場。
室内楽では父のミッシャと定期的にデュオを組んでいるほか、ジュリアン・ラクリン、ジャニーヌ・ヤンセン、ルノー・カプソン、セルゲイ・クルイロフ、ニコラ・アンゲリッシュ、フランク・ブラレイ、ジェラール・コセ、シャンタル・ジュイエ、ドラ・シュヴァルツベルク、さらにアリッサ・マルグリス、フラチャ・アヴァネシヤン、ゲザ・ホッス=レゴツキといった新進ヴァイオリニストたちとも共演している。
北米で「蝶々さん歌い」として圧倒的な評価を獲得している中国人ソプラノ。ニューヨーク・シティ・オペラとの『蝶々夫人』はPBSにより米国内でライブ放送され、「蝶々さんとしてのドラマティックなニュアンスを備えた大きく、明瞭な歌唱は説得力があり、印象的。リーの強く、クリアで表現豊かな声は、プッチーニの豊かなオーケストレーションのなかでも埋もれることなく響き渡った」と絶賛された。この公演はエミー賞を受賞し、リーはディーヴァ賞とスタンレー・タウセンド・アワードを受賞した。
2015年には日本で『トゥーランドット』のタイトル・ロールを歌う事が決定している。また2014年の上海国際芸術祭のオープニングを記念して世界初演されたオペラ「The River of Spring(春の川)」ではSufen役を演じ、成功を収めた。
シンフォニー・コンサートではマーラーの交響曲第二番と第四番、ベートーヴェンの交響曲第九番などに出演し、2013年には大野和士指揮、東京都交響楽団とのブリテン『戦争レクイエム』で高い評価を得た。
オペラではこれまでに『蝶々夫人』、『ボエーム』、『マノン・レスコー』、『トスカ』、『トゥーランドット』、『修道女アンジェリカ』、『ドン・カルロ』、『椿姫』、『ナクソス島のアリアドネ』、『ファウスト』、『愛の妙薬』、『フィガロの結婚』、『カルメン』、『TEA』、『Wen Ji』、『The River of Spring』などで主要な役を演じている。
1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。翌年ニューヨークへ留学。
ボストン響、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、ベルリン・フィル等数々のオーケストラとの共演や音楽祭への出演など、国際的な活動を続けている。
現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでに三善晃作曲「弦の星たち」の世界初演およびアメリカ初演、クシシュトフ・ペンデレツキ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番・メタモルフォーゼン」の日本初演および南米初演、アウエルバッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番」の世界初演、ペーター・エトヴェシュ作曲「ヴァイオリン協奏曲《セブン》」の世界初演、マクミラン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演などに取り組んでいる。
2012年にはエリザベート王妃国際コンクールヴァイオリン部門で審査員を務めたほか、同年から「国際音楽祭NIPPON」を企画し、芸術監督を務めている。
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。
使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。
三浦文彰は、2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。国際的に大きな話題となった。現在、最も将来が嘱望されるヴァイオリニストである。
東京都出身。両親ともにヴァイオリニストの音楽一家に生まれ、3歳よりヴァイオリンを始め安田廣務氏に、6歳から徳永二男氏に師事。
2003年、04年と全日本学生音楽コンクール東京大会小学校の部第2位。2006年4月、ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール・ジュニア部門第2位。 2009年10月、ハノーファー国際コンクールにてこれまでの史上最年少で優勝。同時に、聴衆賞、音楽評論家賞も受賞。地元紙では「確かな技術と、印象的なヴィルトゥオーゾ性あふれる心温まる演奏は、国際審査員や音楽評論家の評価を得るにとどまらず、聴衆の心をもつかんだ」と賞賛した。また、The Strad誌は、「驚くべきその演奏はハノーファー国際コンクールのすべてを吸い取った」と評した。
これまでに、モスクワにてオレグ・カガンメモリアルフェスティバル、ブラウンシュバイクフェスティバル、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、マントン音楽祭、ラクリン&フレンズ音楽祭、メニューイン・フェスティバなどに出演。
国内主要オーケストラはもとより、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、ミルウォーキー響、オレゴン響、ユタ響、ウィーン室内管、ニュルンベルク響などとも共演し、国際的な活動を展開している。
2012年には、プラハ・フィルとの日本ツアー、2013年4月にはシュトゥットガルト放送響との東京公演を行った。2013年は、ペンデレツキ80歳記念演奏会にも出演。2014年は、ルーブルでのリサイタルでパリ・デビューを果たし、ローザンヌ室内管、モントリオール室内管との共演も大好評を博した。
これまでに、ザハール・ブロン、ジャン=ジャック・カントロフ、チョーリャン・リン、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。現在、(財)明治安田生命クオリティオブライフ文化財団より奨学金を得て、ウィーン私立音楽大学に入学、パヴェル・ヴェルニコフ氏、ジュリアン・ラクリン氏のもとで研鑽を積んでいる。2009年度第20回出光音楽賞受賞。2011年5月にはCDデビューも果たした。
第2回日本国際音楽コンクール最年少優勝。文化庁芸術家在外研修員としてジュリアード音楽院に留学。1988年ニューヨークでリサイタル・デビュー。翌年のケネディ・センターでのリサイタルでは、ワシントン・ポスト紙に「恐るべき才能」と絶賛された。
マルボロ音楽祭でルドルフ・ゼルキンと共演。以後、エサ=ペッカ・サロネン、ホルスト・シュタイン、ジャン・フルネなどの名指揮者や、国内及び欧米の主要オーケストラと共演を重ねるほか、ザルツブルグ・ルツェルンなどヨーロッパの音楽祭に度々登場するなど、常に高い評価を得ている。
近年、その内面性を追求した真摯な演奏は大きな注目を集めており、比類ない境地への更なる深化が大いに期待されている。第4・5・7~18回宮崎国際音楽祭に参加。
1981年、東京藝術大学付属高校在学中、ヴィニャフスキ国際コンクールで最年少18歳にして、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞。
1986年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。ソリスト、室内楽奏者として第一線で活躍し続けている。これまで、国内外の演奏旅行や音楽祭に多数出演しており、スピヴァコフ、ビエロフラーヴェク等の指揮者や主要オーケストラと共演。デビューから30年を経て、さらなる活躍が注目されている。
CDは、日本アコースティックレコーズより多数リリース。レコード芸術特選盤にも選ばれている。現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任講師。
確かなテクニックと、個性溢れる音色、ジャンルを超えた音楽性で、今最も注目を集める実力派フルート奏者である。
3歳よりピアノ、8歳よりフルートを始める。東京芸術大学付属高校、東京芸術大学を経て、同大学院修了。これまでにフルートを西村智江、橋本量至、G.ノアック、小坂哲也、村上成美、金昌国、P.マイゼンの各氏に、室内楽を岡崎耕治氏に師事。
日本管打楽器コンクール、フルート部門第1位及び特別賞、日本音楽コンクールフルート部門第1位、第12回新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第3位、神戸国際フルートコンクール第3位など多数の受賞歴を誇る。
大学在学中より本格的な演奏活動を開始。これまでに国内主要オーケストラとの共演はもとより、新イタリア合奏団、シュトゥットガルト室内管弦楽団、ミラノ弦楽合奏団、サンクトペテルブルク交響楽団、パリ室内管弦楽団との共演でパリ・デビュー。それに続く日本ツアーにも同行し好評を博した。同時に各地でのリサイタルや室内楽など活発な演奏活動を行っている。
CD録音も活発に行っており、2000年3月にはCDデビュー。その後、多数のCDをリリースして、そのすべてが高い評価とセールス実績を残している。最新CDは、モーツァルトのフルート四重奏曲全曲集(エイベックス・クラシックス)。
現在、東京藝術大学准教授、洗足学園大学客員教授、日本大学藝術学部、武蔵野音楽大学の非常勤講師として後進の指導にもあたっている。
ロンドン生まれ。6歳よりロサンゼルスでスーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始める。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少で優勝。
これまでにベルリン・フィル、イスラエル・フィル、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなど欧米の主要なオーケストラと共演を重ね、リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドン、東京など世界各地で行っている。また、ザルツブルク、ロッケンハウス、ルツェルン、グシュタード、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、マールボロなどの世界の主要音楽祭にも度々招かれ、常に好評を博している。
室内楽の交流も幅広く、G. クレーメル、V. ハーゲン、今井信子、C. ハーゲン、A. オーレル・ニコレ、J. =P. ランパル、W. ・シュルツ、E. パユ、J. ズーンなどの世界の優れたアーティストたちと定期的に共演。
1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞している。国際基督教大学卒業。上野学園大学特任教授。
東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、パリ国立高等音楽院に学ぶ。作曲、ピアノ、指揮、プロデュース、教育などの多方面にわたる活動を行う。ピアニストとして、内外の主要オーケストラにソリストとして出演する一方、名手と数多く共演し、室内楽奏者としても活躍。80曲以上に及ぶ作品の中には、フランス文化省、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、IRCAM、ベルリンドイツ交響楽団、国立劇場、NHKその他からの委嘱作品がある。2005年ドイツでオペラ「マドルガーダ」をケント・ナガノ指揮で初演。2006年チェロとオーケストラのための「響きの連鎖」が堤剛のソロで初演された。2013年9月にはモスクワで開催された「ザ・シーズンズ国際音楽祭」、2014年10月には台北国際現代音楽祭に招聘され多くの作品が演奏された。
第13回中島健蔵音楽賞(1995)、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996)第35回サントリー音楽賞(2004)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005)、第44回、第61回尾高賞(1996・2013)を受賞。2012年には紫綬褒章を受章。現在、静岡音楽館AOI芸術監督。東京藝術大学作曲科教授。
3歳児のコースからヤマハ音楽教室に、1990年よりヤマハマスタークラスに在籍。2002年6月、第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門において、女性としてまた、日本人として史上初めての第一位を獲得。第18回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト受賞。
これまでに国内外にて演奏活動を行い、2004年12月にはデュトワ指揮NHK交響楽団と共演し、2004年度ベスト・ソリストに選ばれた。CDは日本人ピアニストとして初めて、EMIクラシックスから3枚がワールドワイドで発売されている他、2014年にはキングレコードに移籍し、第1弾として自身の編曲も入れた「上原彩子のくるみ割り人形」をリリースした。
1987年ヨーロッパと日本で本格的にデビュー。近年は、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの各シリーズ企画、毎年のサントリーホールでのコンサートなどが好評を得ている。
他にも、子どもたちに音楽との幸せな出会いをして欲しいとスタートしたプログラム「不思議ボール」、各地の学校を訪問するアウトリーチ活動など、魅力的な内容とともに豊かな人間性がますます多くのファンを魅了している。レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約。著作やメディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。
1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。
ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサート」を開催し、多くの観客に感動と反響を巻き起こす。ギネス世界記録に認定されたこの公演は、毎年少しずつ形を変えて、ゴールデンウィークの恒例コンサートとなり、今年5年目の節目には2日間でショパンのピアノ独奏曲全曲(217曲)を奏覇する偉業を成し遂げて、満場の喝采を得る。また、ベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。最新CD「プレイズ・シューマン2014」をソニー・ミュージックダイレクトからリリース。
TOKYO FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。
現在、上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも意欲的にあたっている。
オフィシャルサイトhttp://yokoyamayukio.net/
国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラスタジオ及び文化庁オペラ研修所修了後イタリアに留学。イタリア声楽コンコルソ・ミラノ大賞、ジロー・オペラ賞新人賞、五島記念文化賞オペラ新人賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞、ジロー・オペラ賞、出光音楽賞等、受賞多数。
二期会創立40周年記念『ラ・ボエーム』ロドルフォの鮮烈デビュー以来、数々のオペラ作品に主演し第一線の活躍を続け、日本を代表するトップ・テナーとなる。近年では、14年東京二期会『ドン・カルロ』タイトルロール、びわ湖『リゴレット』マントヴァ公爵、15年びわ湖/神奈川県民/大分『オテロ』タイトルロール等にて、群を抜く輝かしい声と情感溢れる演技で観衆を魅了し続けている。
ベートーヴェン「第九」をはじめマーラー、宗教曲のソリストとしてもN響をはじめ国内主要オーケストラと共演し、ダイナミックで完成度の高い演奏は、多くの国際的指揮者たちから賞賛を得ている。
CD「君を愛す」「悲しくなったときは/福井 敬 日本を歌う。」「美しき水車小屋の娘」「この道~福井敬、故郷を歌う。」(ディスククラシカ)リリース。
15年10月東京二期会『ダナエの愛』ミダスに出演予定。
国立音楽大学教授。二期会会員
福井敬HP : 福井敬.net
東京藝術大学卒業、同大学院修了。第29回イタリア声楽コンコルソ入選。
端正で品格ある音色を持ち、そのレパートリーは有に40を超える。殊に『ラ・ボエーム』コッリーネ、『魔笛』ザラストロは、圧倒的出演回数を誇り、二期会をはじめ数々のプロダクションにて絶賛を博している。最近では、神奈川県民ホール・びわ湖ホール『ばらの騎士』警部、はまり役と評された奈良薬師寺での新作オペラ『遣唐使』唐の高僧、ロンドンにて演じたブリテン『カーリュー・リヴァー』修道院長、13年東京二期会『マクベス』医者、14年同『ドン・カルロ』フィリッポ2世が特筆される。15年東京二期会『リゴレット』スパラフチ―レに出演。
コンサートに於いては「第九」、「メサイア」、「マタイ受難曲」等で国内主要オーケストラと共演を重ねており、指揮者からの信頼も厚い。また、ウィーン楽友協会大ホールでモーツァルトの「レクイエム」、韓国ソウルアートセンター大ホールでヴェルディの「レクイエム」を歌うなど、国際的にも活躍の幅を広げている。08年・11年にはシューベルト「冬の旅」全曲を歌い、透明感のある細やかな表現が高い評価を得る。二期会会員
東京藝術大学卒業、同大学院修了。第46回日伊声楽コンコルソ第1位、及び歌曲賞受賞。第26回イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際声楽コンクール特別賞受賞。文化庁新進芸術家海外研修員として伊ミラノへ留学。
08年香川県県民ホール開館20周年『蝶々夫人』にて、全国オーディションで蝶々夫人に抜擢されプロデビューを果たす。『トゥーランドット』タイトルロールでは神奈川フィルや九響と共演、抜群の歌唱力で、当たり役の一つとしていずれも高い評価を受ける。12年には、D・アバド演出東京二期会『ナブッコ』アビガイッレに大抜擢され絶賛を博した。
コンサートに於いては、13年小林研一郎指揮、日本フィル「ヴェルディ生誕200年に捧ぐ」にて『椿姫』等のアリアを披露し賞賛を浴びた。
さらに、「オペラとJAZZの夕べ」と題し、東京にてジャズ曲も含めたサロンコンサートを行ったほか、コシノジュンコ「オペラとファッションを語る」では、コシノジュンコの衣装をまとい歌う姿が、新聞や雑誌といったメディアでも特集が組まれるなど、その存在は多方面から注目されておりオペラの枠を超えた多種のコンサートでも幅広く活躍。
伊ジェノヴァ在住。二期会会員
東京生まれ。東京音大指揮科に学ぶ。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。
以来、フランス国立管、ベルリン放響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィルハーモニー管、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。91~95年にはノールショピング交響楽団、98~2000年にリンブルク交響楽団の各首席指揮者を、97~2001年 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者を歴任、このうちノールショピング響とは94年に来日公演を実現している。また、91~2000年には日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者をつとめ、96年の欧州演奏旅行を指揮したほか、R.シュトラウスの《英雄の生涯》やハイドンの交響曲など、多くの瑞々しく壮大な快演を残した。
近年では、ヴァンクーヴァー響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、スイス・イタリア管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー響、ボルティモア響、シンシナティ響、カルガリー・フィルハーモニック、スタヴァンゲル響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ポーランド放響、スロヴェニア・フィルハーモニー管、スペイン・ビルバオ響、サン・パウロ響等へ客演。06~08年には米国コロンバス交響楽団音楽監督を務めヨーヨー・マ、ミドリをはじめ素晴らしいソリストたちとともに数々の名演を残した。
国内では全国各地のオーケストラはもとより、07年夏にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本に招聘され、ハイドンとラフマニノフを、08年5月には水戸室内管弦楽団の指揮台に立ち、モーツァルト、べートーヴェンほかのプログラムでともに絶賛を博した。
オペラ指揮の分野でも89、90年のシドニー歌劇場におけるヴェルディの《仮面舞踏会》や《リゴレット》が高く評価されたのをはじめ、近年では藤原歌劇団《椿姫》、日生劇場《フィガロの結婚》、《アイナダマール》、新国立劇場《椿姫》、《アイーダ》等が記憶に新しい。
2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者を経て2014年4月より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。東京音楽大学指揮科教授。
1990年、ミュージカル『オペラ座の怪人』でデビュー。現在は、舞台、映像、音楽と多彩に活動する。
近年の出演作に、映像:ドラマ 大河ドラマ「花燃ゆ」、土曜ドラマ「ダークスーツ」(共にNHK)、「ルーズヴェルト・ゲーム」「半沢直樹」(共にTBS)等、コンサート「Sound Inn S」(TBS)、「歌謡チャリティーコンサート」「昭和の歌人たち」「復興支援つなげるコンサート」(すべてNHK)等。
映画「時をかける少女」等。舞台:『モンテ・クリスト伯』『ジキル&ハイド』、サイトウ・キネン・フェスティバル『兵士の物語』等。CD:「Love Songs」、「kanji ishimaru」等。ラジオ:NHK「石丸幹二のシアターへようこそ」ナビゲーター。ナレーション:「目撃!日本列島」(NHK)、美術展「アンドレアス・グルスキー展」、「ラファエル前派展」。朗読:「プラテーロとわたし」、「小象ババールの物語」等。
横浜生まれ。慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社し、各種スポーツ中継のほか「ニュースステーション」等で活躍。1995年よりフリーとなってからはテレビ・ラジオ・CMのほか、クラシックコンサートの企画構成や司会でもコンサート・ソムリエとしてフィールドを広げている。とくに古楽とオペラではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部としても幅広く活躍中。
ミラノ・ウィーン・パリなどを取材し、自ら撮影した写真とエッセイでつづった「いくぞ!オペラな街」(小学館)は、ヨーロッパオペラの旅の魅力を伝える本として好評発売中。
荒井章乃、礒絵里子、宇根京子、上野真理、枝並千花、扇谷泰朋、川田知子、小寺麻由、小林美樹、小森谷巧、佐份利恭子、篠原悠那
鈴木加寿美、髙橋和貴、坪井夏美、徳永希和子、直江智沙子、中島麻、藤江扶紀、松浦奈々、松本蘭、三浦章宏、横島礼理
有田朋央、安藤裕子、安保恵麻、大野かおる、川﨑和憲、川崎雅夫、篠﨑友美、鈴木康浩、須田祥子、中恵菜、百武由紀、横溝耕一、渡邉信一郎
荒庸子、上村文乃、上村昇、富岡廉太郎、原田禎夫、古川展生、水野由紀、山本裕康
赤池光治、片岡夢児、佐野央子、田辺和弘、西山真二、本山耀佑、吉田秀、長島義男
神田勇哉、小池郁江、齋藤真由美、齋藤光晴
古山真里江、南方総子、古部賢一、森明子、森枝繭子
澤村康恵、三界秀実 山根孝司、伊藤圭、勝山大輔
井上俊次、鹿野智子、山下菜美子、吉田將、依田晃宣
齋藤善彦、下田太郎、松﨑裕、丸茂新、山本真、湯川研一
高橋敦、田中敏雄、中山隆崇
梅澤駿佑、中山ゆかり、興梠英恵、椎葉祥太郎、宮脇奈々美、小林昌平、小林鴻
小田桐寛之、菅貴登、古荘恭英
柏尾剛徳、橋本勇太、松原尚平
山口隼士
荻野晋
小川和紘、村田貴洋
窪田健志、河野玲子 定成庸司、清水太、塚越慎子、目黒一則、百瀬和紀、山本晶子
永田和也
柄本麻衣子、津野田圭
淡路七穂子、梅村祐子、小森谷裕子、白瀬元、須藤千晴、三浦舞夏
京谷弘司
テノール : 清水徹太郎、二塚直紀、竹内直紀
バス : 迎肇聡、西田昭広、津國直樹、安田旺司
浅井隆仁
百野文
宮崎県合唱連盟による有志
宮崎国際音楽祭ジュニアオーケストラ
(宮崎ジュニア・オーケストラと延岡ジュニアフィルハーモニーの混成オーケストラ)
熊谷愛香(フルート)、森山由美子(ソプラノ)、山下友輔(バス)
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